2016/03/04

さようなら電気炉


持っていた電気炉をガラス作家の友人に買い取ってもらいました。
電気炉とは陶芸などにも使われる電熱による窯のことです。
ガラスでも、絵付けの焼き付けや型に熔かし込む技法で使用するものがあります。



大学在学中、有志でマイ電気炉を作る機会があったので、迷わず申し込みました。
卒業していつかガラス工房を立ち上げる時に、役立つと思っていたので。
発送のために梱包をしながら、そんな昔のことを懐かしく思いました。





年号が '02 !!

































外側のサイズがW60×D60×H70cmくらいあって、重量もかなりあります。
それでもアパートに持ち込んで、絵付けなどに使用していた時期もあったのですが、最近はめっきりで今後もそんな感じだろうと、やっと手放すことを決めました。
また使いたくなったらもっと小型でいいし、借りる方法もあるだろうと。



すっきり清々しいのと少し淋しいのが織り交ざって、春の陽気も輪をかけて、トラックを見送ったら今日は何もする気がなくなってしまった…



が、しかし
明日から始まる名古屋の展示の発送、日付が勝手に脳内変換されており大慌て。
連絡もらって気付いてすでに遅し。
やっちまっただ、やっちまっただ。。。
とにかくこっちも発送を済ませて反省中デス(-_-;)



春が近づいてまいりましたね。ぼんやりに注意です。



春と言えば桜
あの期間独特の空気がけっこう好きです。
穏やかなのに、なんかザワザワしませんか?
卒業や入学のような節目の思い出がセットだからかな。
特に大学進学時の春、上京したての入学前に家族から離れて、ひとりで見た桜の思い出がそうさせるのかも知れません。
テレビで偶然、さだまさしの「案山子」という歌を初めて聞いて泣けたのもこの頃だ。
とにかく春と桜はいろいろな思い出を引き連れて、変な感じになります。
変質者が増えるというのも頷けます。。



でもその感じがいいんだな。
花見はワイワイするよりも、一本でもいいから落ち着いた穴場でぼーっと過ごしたい。



あ、電気炉とお別れした話でしたね。




ちょうど必要があって
昔の写真を整理してたら、
作ってた時のが出てきた。







耐火ボードを敷く前に書いた。
こんなこと思ってたんだよなーー
今は昔のこと。