2016/04/04

母校がなくなる話


桜の見頃の週末に同窓会がありました。
私の卒業した大学は学部によって2箇所に分かれ、芸術学部は青梅市の自然豊かな山の上。
たとえば立川で雨が降っていても、青梅線に乗って学校に着く頃は雪だったということもある辺境…



でもそののんびりとした所が好きでした。
当時は最寄駅付近にアパートを借りて住んでいましたが、そこいらに同じように友人が住んでいたたため、そっちこっち遊び歩いたものです。※都会の遊びとは違う
ましてや芸術学部、カワリモノが多くて 笑



それまで普通の高校生だった(はず)の私は、本当にノビノビと羽をのばして生きる場所を得たようで、進学して本当によかったと思っています。
この時に知り合った友人の多くは、年齢の上下関係なく今でも楽しくて大切な人達です。



特に同じガラスコースで学んだ仲間は思い出もたくさんありまして。
同じ釜の飯、、もとい窯のガラスを巻いただけあって上下の繋がりも当時から強かったのですが、その学び舎であった校舎が、合併のためこの度閉鎖されてしまいました。
それを機にお世話になった先生が退職されることになり、大々的な同窓会が行われたのです。
しかも一泊温泉付き (*^_^*)



次週に出展イベントを控えていましたが、迷わず出席しましたよ。
先生は学部創設時から24年間、休講なく勤めてこられたそうです。
当時は厳しいとされた授業内容で、毎年進級する度に同級生が減り(他の素材に絞る学生もいます)、だからこそ卒業まで頑張った学生は思い入れもあるし、こういうときに集まれるのかなぁ



1期生から最後の卒業生までが大広間でワイワイとお酒を交わす風景を見て、
24年間妥協せずに自分の教室を作り上げた、先生の集大成だなと思いました。
スライドショー、時代の流れを感じたなーー



そして翌日、校舎まで行ってみんなでお花見を。
あの頃はヒョロヒョロで、しかも咲いてる時期に見たことがなかった桜並木は一丁前に見られる並木道になっていました。
数年経てばもっとすごいことになるのに、もったいないな。



肌寒い青梅の風ではあったけど、終始和やかに歓談をして解散となりました。
先生の胴上げは却下 笑