2016/09/28

5歳児にお金の使い方の真髄を見たはなし


先日、姉の家に行った時のこと。
1泊して姪っ子ふたり(園児である)とよく遊びまして翌日の夕方、
もう一晩泊まってとお願いされる。



私、自由業ですがやることもあるし、帰ろうかどうかと迷ったところで
「そうだなー、千円くれたら泊まってやるわ」とからかった(←やな大人 笑)



そしたら5歳児姉のほうが「ほんとにーーー!」って喜んで母親(私の姉)に報告に行く。
姉は姉で笑って「そうかー、じゃあ○○のお小遣いでねー」なんて返す。
それで「わかったー!!」と言っておもちゃに紛れてあったポーチだかなんだかを取ってきて、



10円玉や小銭をガチャガチャかき集め、
「これとー、これとー、これあぁもう全部いいや!」
(↑まだ足し算はわからない。ビーズや指輪も混じっている 笑)
両手に乗せて満面の笑みで「はい!」って差し出してきた。



千円発言からわずか30秒足らずの出来事だったように思う。



文章ではうまく伝えられないのだけど、
この時の姪の躊躇のない勢いと、嬉々と実行する姿に
こっちも嬉しくなって感動してしまった。



そこまでして私を引き止めてくれることもそうだけど、
姪が姪自身の喜びのために、喜んで支払う。
”支払い、かくあるべし” みたいな。



お金の価値や働いて稼ぐことを知らないからと言えばそうなんだけど、
はたしてあのような気持ちでいつもお金を使えたら、
金額以上のものが行き交うんじゃないかなぁ。
大人はそこで損得勘定挿むから純度が落ちる。
ない袖は、、ということもありますが。



一人暮らしをしていた頃、お金はとても私を苦しめた時期があった。
働いても出ていくばかりで、好きなことに使う時は代わりに何かを我慢しなくちゃいけなくて。
自分にとってお金は悪い奴になって、そしたらもらうのも気が引けて、
最低限しか動かせていない窮屈な状態。
そのうち制作意欲もリンクして、負のスパイラルであった。。。
しょっぱかったーー



今はというと
「まぁ、お前もけっこういいやつじゃんか」
(↑謎の上から目線)
くらいにはなったかな。。



よく、困難な時ほどその人となりが分かるっていうけど
満たされた時にも同じことが言えるのだと思う。
「今、何の問題も心配もなく超絶自由ならどうしたい?」
って聞くと、返ってくる答えがその人の本質を物語っている。

                                                            

惰眠の彼方 飽食の果て



私はトレーラーハウスを手に入れて、
地球上の絶景を体感しに行きたいなー
心の準備だけは、万全なんですけどね。



あ、また話が反れましたね。
妄想まで始まっちゃって。。 ささ、仕事仕事。